ナショナル・トレジャー
(原題 National Treasure)
National Treasure (Original Score)
Trevor Rabin, Hollywood Studio Symphony
公式サイト(日本語)
公式サイト(英語)サイトはかっこいい。
ナショナル・トレジャーを観てきた。
この日の映画2本目(笑)
この映画はずいぶん前にトレーラーで目にしてからずっと気になっていた作品。ディズニーと言うこともあって、テンポのよい展開やアクション、謎解きが堪能できる作品。
ニコラス・ケイジのイメージと言うのがなかなか僕の中では定まらなくて、それはきっと彼の演技力によるもので良い傾向なのかもしれない。ただ、やっぱり彼はヒーローと言うよりはもっとスマートな役であって欲しいと思うのは髪型のせいだろうか??
と、話がそれてしまったけれどこの作品は最近で言えば「トゥーム・レイダー」、さらには「インディ・ジョーンズ」「グーニーズ」などと通じる作品だろうと思う。「ハムナプトラ」とは路線が違うかな。
ということでお宝ハンティングストーリーなのだけれど、謎解きに関して言えばそれほどはらはらしたりするものではない。180年間なぞに包まれていた秘宝をまもる暗号であるから、映画を観ている観客にわかるようなものではないのは当たり前だけれどなんとなく謎解きの部分はすっきりしない感じがした。
そもそも最初の謎でずーーーーーーっとツカえていたものが、なんであっという間に(何日間かの間)その先の謎かけを次々とクリアできていくのだろうか???ニコラス・ケイジのセンスが同調したとも考えられなくもないけれど、謎解きのほとんどをニコラス・ケイジが持っていってしまって「他の二人は別に誰でもよかったんじゃない?」なんて印象に。
新庄剛志宣伝プロデューサーが「ドラクエ(おそらく1作目のことではなく、シリーズと言う意味で言っていると思う)みたい」と言った割には、なんとなくワンマンショーになってしまっている気がした。
と、マイナスイメージ的な話で始めてしまったけれどこの映画は単純に楽しめたのは確か。なんにしてもこういった映画はほとんどの場合あまり深く考えずに観た方がいいのでは?といった感じ。逆にこの類の映画で謎解きが複雑(観客に対して)だとヒットしにくい原因とされるのでは?マニア向けと言うかなんと言うか....。そんな人はゲームの「MIST」をやったり、映画「メメント」「アイデンティティー」(ジャンルは違うけれど)なんかを試してみたらいいかも。
パンフレットに載っていた「まだまだあるぞ、世界の秘宝」というページには次のような秘宝が書かれていた。
ソロモンの秘宝:およそ40兆円?
ココス等の海賊の秘宝:3海賊合計で350億円以上?
ナチスの財宝:200兆円?
消えたオランダ人の金鉱:??
ナポレオンの秘宝:数千億円?
山下財宝:1000億ドル?(なぜドル?)
スペイン無敵艦隊の秘宝:1500万ドル?
ロマノフ王朝の秘宝:500トンの金塊とプラチナ?
....
で、どうせならここで「徳川埋蔵金:300億円〜20兆円?」なんて追記してほしかったなぁ。
ニコラス・ケイジが「(続編があってもいいよね。)新たな可能性や別の宝がヨーロッパやアジアで見つかって、ベン・ゲイツがスペシャリストとして呼び出され、いろんな人たちと一緒に宝を見つけ出す…なんてことになったら最高に楽しいんじゃないかな」なんて言ってる。そこで「徳川埋蔵金が!!」なんて...面白くないか。
って、あれ...ニコラス・ケイジも「ベン・ゲイツが呼び出され」って言ってる。ゲイツ達がじゃないんだ。むむむ。
で....やっぱりしっくり来ないのはしつこいけれどニコラス・ケイジがほとんど一人ですべての謎を解いてしまったこと。実は父親が他のヒントで途中部分を解いていた、とか代々伝えられたほかのヒントだとか、まぁシリーズ化するかどうかは別として最初はできるだけ(人間関係を)単純にという目的があったのかもしれないけれど。なんかスペシャリスト過ぎるじゃん?ま、いっか。
それと、終盤のキスシーンにはやられた。いいの?あれでいいの?僕もあんなことしていいの?(違
それから、最終段階でカットされたのか、1ドル札(100ドル札?)に文字や記号(暗号?)が浮かんだり、同様に鐘に文字が浮かび上がるシーンがないのは残念だった。お札に文字が浮かび上がることは不自然だとかなんだとかでカットすることになったのかもしれないけれどね。とりあえずDVDは買って観てみたいなぁ。
視聴データ
(後ほどアップ)