個人的にはかなり大ニュースとなるネタなのだけれど、最初に言っておくと、実はもう1年以上前からリリースされていた情報なのであしからず・・・。
PSPの大ヒットゲームMHP2(モンスターハンターポータブル2)ですでに採用されていたシステムとして、メディアインストールと言うものがある。
メディアインストールとはゲームデータの一部(MHP2ではマップデータなど)をメモリースティックにインストールすることによって、UMD(PSPソフトのディスク)の読み込み回数を減らしたり、ロード時間の短縮を図るためのもの。
と言うことのようだけれど、これをはじめて知ったのは今朝、
PSP版「ハートの国のアリス」というゲームの記事を見てのこと。
このゲームはもともと女性向けPCソフトとしてリリースされ、かなりの大ヒットを記録した作品だと言う。
ゲームジャンルはファンタジー・恋愛アドベンチャーとなっていて、正直言ってあまり僕の中にはないジャンル・・。それなのになぜこの記事からこんな情報を得たかと言うと、キーワードは「アリス」。個人的に「アリス」に関する情報は一応目を通しておかなくてはいけないと言うような気持ちがあるので・・。
さて、今回のこのゲーム(ハートの国のアリス)では「メモリーディスク機能」という呼び方で、ゲーム中のBGMをメモリースティックの空きエリアに転送することが可能となっている。もちろん、どうするかはユーザーの任意。
PSP2の噂などでも、UMDは消えるのではないかとか、メモリースティックでゲームをするのが当たり前になるのではないかとか、様々な噂があるけれど、実際にUMDで発売されている(つまりパッケージ販売されている)ゲームでもこういったUMD離れに近いものが始まったのは、けっこう大きな出来事だと思うのだけれど。
これには新PSPが相変わらずUMDの読み込み速度を上げることができなかったという後ろ向きなものと、外部メディア(PSPということで基本はメモリースティックDuo)の価格が落ち続けていること、また容量が大きくなってきていることなどが関係していると思う。
外部メディアといってもいろいろあるけれど、今言っているのは光学ディスクではなくシリコンメモリー。ドライブ、つまり読み込み装置にモーターを必要としていない外部メモリ。外部メディア。
そういったシリコンメモリの中でも、メモリースティックに関しては値段の下がり方が他に比べて緩やか。
SONY独自規格であるがゆえの現象であるのだろうけれど、それが良いのか悪いのか、なんとも判断しづらい。ただし、消費者にとって1000円で4GBのSDカード(SDHC)があるのに、メモリースティックDuo(ProDuo)だとおおむね倍の金額だったりするってのがネック、というか憤りを感じてしまうところ。
競合が少ない、需要用途が限られているなどが原因でなかなか値下がりしないメモリースティックだけれど、低価格で大容量のものを手に入れたいと思った時に、変換アダプターなどを使用すれば比較的安く大容量化することも可能だったりする。
amazonでもいくつも出ているのだけれど、スタンダードなものからちょっと変わったものをピックアップしてみた。
なかでも面白いのが一番右側のデュアルアダプター。
これは8GBのMicrSDを2枚挿すことによって、16GBのメモリースティックProDuoとすることができる製品。
携帯電話で使っていたMicroSDが余ってるって人はこういうものを使うのもアリかもね。
ただし、どこまでPSPで使用できるのかは僕も確認を取っていないので注意。
さすがに8GBのMicroSDともなると2000円弱ぐらいしてしまうけれど。
UMDの転送速度の問題としても、PSPのメモリーのシリコン化は大きな意味があると思うけれど、それ以上にモーターを廃したことによるバッテリーの長時間駆動化が期待できるのと、なにより僕の嫌いな読み込みのノイズと振動がなくなると嬉しい。
それにしても、メモリースティックにインストールということではなくても、VISTAのReadyBoostや仮想メモリのような使い方はできないものかな?それとシリコンメモリ自体が下がっているのだから、PSPにキャッシュを大容量+高速化して内蔵してほしい気がするのだけど。
ずーーーーっと前にPSP2の予想的な記事を書いたことがあるのだけれど、そういうのってどうだろう??と思っていたけれど、そのときに書いていたのはDSのことだったな。
でもこういうのをPSPでも採用したら面白いのにね。
nintendo DS Advance(※過去記事のタイトル)新方式タッチスクリーン液晶は、なんならPSPに搭載すべき?